画像SEOに最適なアイキャッチ画像・図版の事例 NEW

2021.01.14
#SEO#デザイン#google

1. 5Gによって高解像度の画像が多用される時代に

2020年から5G(第5世代移動通信システム)時代に突入し、通信速度での懸念が少なくなったことにより、高解像度の画像や動画といったビジュアルコンテンツをよりユーザーに届けやすくなっています。こういった通信環境の進化が加速していることから、近年Webサイトはリッチコンテンツ化が進み、写真や図版といった画像が多く使われる傾向にあります。VENNGAGEの調査結果によると、ビジュアルコンテンツは2018年から2019年にかけて10.5%増えていることが分かりました。たった1年間で10.5%増えていることを考えると、今後さらにビジュアルコンテンツが増えることは間違いないでしょう。

2. 画像はSEOとしても重要

2-1. Googleは画像もコンテンツとして認識している

少し前まではSEOにとって重要なのはあくまでテキストで、画像はそこまで重要視されていませんでした。画像に記載されたテキストはGoogleが読み取れないため、alt属性(代替テキスト)に記載することでSEO対策はするが、効果はあまり期待できないといった風潮がありました。しかし、Googleの機械学習の進化により、alt属性がなくともGoogleはその画像が何であるかを認識することができます。

どのくらいGoogleが正しく画像コンテンツを認識できるのか、GoogleのCloud Vision API(機械学習画像識別ツール)を使って調査してみました。Cloud Vision APIのデモに猫の画像をアップロードすると、次のようになりました。

Cloud Vision APIで「子猫」画像を試した結果

Witskers(ひげ)96%、Small To Mediumu-sized Cats(小型~中型の猫)96%、Cat(猫)96%、Carnivore(肉食動物)96%、Felidae(ネコ科)96%、Vertebrate(脊椎動物)95%、Kitten(子猫)89%、Beige(ベージュ)83%という結果でした。
Cloud Vision APIは、alt属性ではなく、画像そのものを見て、対象物が何であるかを判別しています。猫であることだけでなく、子猫であることまで正確に認識できていることが印象的です。

子猫の画像では、今のGoogleにはさすがに簡単すぎるため、難易度をあげて、文字とアイコンだけの図版で試してみました。

Cloud Vision APIで「図版」を試した結果

ブロックごとにパラグラフを抽出し、日本語の文字まで適切に認識できていました。これは驚くべき結果です。
図版は文中に補足説明として挿入されることが多いですが、その図版であっても、Googleはそこに何が書かれていて、何を伝えようとしているのかを読みとることができています。Googleは私たち人間と同じように、テキストだけでなく画像からも内容を読み取っていることが分かりました。

2-2. 画像検索のマーケットシェア率

2019年の検索エンジンのマーケットシェアを見ると、Google画像検索のシェア率は20.45%で、Google Web検索に次いで2位でした。

検索エンジンのシェア 出典: https://sparktoro.com/blog/less-than-half-of-google-searches-now-result-in-a-click/

上記のグラフデータから分かる通り、画像検索の需要は高く、画像検索に対する最適化(=画像SEO)は軽視できません。この記事を読んでいるあなたも、Googleで画像を探す機会が多いのではないでしょうか。日本の人口は1.2億ほどですから、その20%以上が画像検索を活用していると考えると、画像検索のマーケットの大きさが分かります。

SEOでもっとも大切なことはユーザーに有益な情報を届けること。
記事のテキスト内容だけでなく、画像でもユーザーに有益な情報を届けることを意識すると、Googleから良い評価を得られるでしょう。また、画像SEOで成功することができれば、その画像が掲載されているWebページ自体の評価にも貢献できます。

3. 画像SEOで期待できる流入数の増加

Googleの検索結果画面のいたるところに画像は表示されています。あなたのサイトの画像がSEOで評価されれば、検索結果画面のいたるところに画像が表示され、サイトへの流入数増加が期待できます。検索結果画面に表示される画像エリアをご紹介しながら、画像SEOで期待できる流入について解説します。

・通常の画像検索結果画面(SERP)

画像検索結果画面とウェブ検索結果画面

画像検索結果画面には画像がたくさん出てきて、ファーストビューで表示される枚数は15以上になります。(図:左)一方、通常のWeb検索結果画面は1列に記事が出てくるため、ファーストビューで表示される記事数はウィンドウの高さにもよりますが2~4個ほどです。(図:右)

Web検索結果画面は検索順位が下がることでクリック率が如実に下がります。しかし画像検索の場合は、順位も大事ですが、一覧で画像が表示されているため、画像の質を見てユーザーはクリックするかどうかを判断しています。

・強調スニペット

強調スニペットに表示される画像

強調スニペットとは、検索したユーザーに対してすばやく回答するためにGoogleの検索結果の上部に表示されるエリアです。強調スニペットの一般的なタイプには、パラグラフ、リスト、テーブルがあります。このうち、パラグラフタイプがもっとも表示されることが多いとされています。画像はこのパラグラフタイプのときに表示されます。強調スニペットはクリック率が高いため、画像が強調スニペットに表示されればサイト流入増加が大いに期待できます。

・Web検索結果画面のサムネイル画像

ウェブ検索結果に表示されるサムネイル画像

検索クエリ(検索エンジンでユーザーが検索する際に使用したキーワード)によっては、通常のWeb検索結果画面にも画像のサムネイルが表示されます。画像検索タブで検索しなかったユーザーにも画像が表示されるのです。ここで、ユーザーに興味のある画像を出すことができれば、ユーザーはクリックしてくれ、あなたのサイトに流入するきっかけになります。

4. 一般的な画像SEOのポイント

SEOに最適な画像を作成する際に気をつけるポイントには以下があります。

  • ユニークな画像を作成する
  • 画像を関連テキストの近くに配置する
  • Webページのタイトルやメニュー項目などの重要なテキスト要素を画像に埋め込むことは避ける
  • 画像にalt属性を設定する
  • さまざまなデバイスに対応できる画像を提供する
  • 画像に内容とマッチしたファイル名を付ける
  • XMLファイルに画像の情報を追加する
  • 画像品質の低下を最小限に抑えながら、最高の圧縮を提供できるファイルタイプを選択する
  • ベクター画像を使えるのであれば優先してベクター画像を使用する

上記はもはや常識のため、ここでは内容は掘り下げません。
ただし、ひとつだけ重要なポイントを追加します。それは、質の高い画像を作成すること。質の高い画像というのは、画像解像度や写真のきれいさではなく、コンテンツの内容とマッチした画像であること、ユーザーにとって分かりやすい図であること、などです。2-1で解説した通り、現在のGoogleは画像の内容まで認識できるため、手抜きの画像を掲載するとそれを見抜かれます。また、コンテンツ内容と関係のない画像を掲載すると、それも見抜かれます。きちんと画像のコンテンツとしての品質を保つことも、画像SEOの重要ポイントだと弊社は考えています。

5. SEO対策したアイキャッチ画像・図版の事例

5-1. アイキャッチ画像

アイキャッチ画像とは、Webページやブログなどで挿入される画像のことを言います。その名の通り、「視線をとらえる」「人目を引く」という意味があります。明確な定義はないですが、ブログなどの記事ページの1番最初に出てくる扉画像のことを指す場合が多いです。
扉画像として使われるアイキャッチ画像は記事冒頭部分だけでなく、記事一覧ページやサイドナビでもサムネイルとしても掲載されることが多いです。そのため、ユーザーはアイキャッチ画像を目にする機会が多く、重要なビジュアルコンテンツ要素だということが分かります。

記事冒頭とサムネイルとして表示されるアイキャッチ画像

では、次にアイキャッチ画像はSEO対策のためにどんなことを意識すれば良いのかをご紹介します。 下記は本記事のアイキャッチ画像です。

画像SEO対策のアイキャッチ画像

まず、この記事は「画像 SEO」や「アイキャッチ SEO」といったキーワードでの流入を狙った記事になります。このアイキャッチ画像を作成する前に「画像 SEO」「アイキャッチ SEO」で検索し、どんな画像が検索結果画面に表示されるのかを確認しました。
「画像 SEO」で検索した場合は、抽象的なフリー素材の画像が多く表示されました。「SEO」自体に物体がないため、概念を伝えるための抽象的な画像を用意しているサイトが多いようでした。抽象的なフリー素材が多いため、どの記事をクリックしようか決めにくいと感じました。一方、「アイキャッチ SEO」で検索した場合は、デザイナーが作成したバラエティー豊かなオリジナル画像が多く表示されました。しかし、SEOよりアイキャッチデザインに焦点を当てた画像が多く、SEO部分を表現している画像が少ないようでした。こういった状況から、今回はフリー素材に対抗すべく、タイトルを読まなくても「質の良い情報が得られそうだ」と思ってもらえるようなデザインを目指してアイキャッチ画像を作成しました。また、SEOという物体のない概念を少しでも具体的に表現するためにGoogleカラーを取り入れたり、検索結果画面のイラストを挿入しました。
「狙いたいキーワードの検索結果画面の状態」と「ユーザーの検索意図」を考えながらアイキャッチ画像を作成することがSEO最適化に繋がることでしょう。

5-2. 図版

構造や仕組みなど、文章では伝えきれない内容をユーザーに届ける手段となるのが図版です。図版を文中に掲載することで、ユーザーにより分かりやすく情報を届けることができます。MDGAdvertisingの調査結果で、「関連画像のない記事と比較すると、関連画像のある記事は、平均して94%多く視聴されている」ことが分かりました。このように、テキスト内容を補完する図版があると、ユーザーの興味度や満足度があがり、結果としてPV数の増加にもなります。
では、次に図版では、SEO対策のためにどんなことを意識すれば良いのかをご紹介します。 下記は「SEO最適化を意識した図版作成の流れ」の記事(ごく一部)と図になります。

SEO最適化を意識した図版作成の流れ

① キーワード予測

図版周辺の記事内容を確認し、作成する図版はどんなキーワードで流入が見込めるのかを予測します。キーワードを予測しておくと、ユーザーの検索意図を考えられることが可能になります。

② 競合の画像確認

①で予測したキーワードで実際に画像検索をしてみます。そこで上位に上がってくる画像はあなたの競合となるサイトの画像です。競合の画像にはどんな傾向があるのかを確認します。

③ 方向性検討

競合の画像の状況をふまえ、どういったデザイン方針でいくのかを検討します。

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図版作成の際のポイントは、記事の内容と図版をマッチさせることです。具体的には、図版と図版前後の文章で同じキーワードを使うことです。上記の図版では、キーワードをテキストで入れましたが、テキストである必要はありません。Googleはイラストや写真であってもそれが何であるかを認知できるからです。要は、図版前後で登場するキーワード(そのキーワードに関連したイラストや写真、テキスト等)を図版の中に挿入することがポイントです。
そうすることでGoogleに、図版が記事テーマの内容に関連していることを認知してもらいやすくなります。
ここで気をつける点は、図版だけで説明を終わらせないことです。図版はあくまで補足説明の材料です。
たとえば、「下記の図版にある通り~」などと図版の解説をきちんと行うと、図版で使用されているキーワードが記事の説明文にも自然と登場するはずです。

本記事では画像SEOの重要性と、SEOを意識したアイキャッチ画像・図版の事例をご紹介しました。SEO対策の一環として、今回ご紹介したノウハウやポイントをご活用いただければ幸いです。

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